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建物が取り壊された跡を見ると、今まで何年もその建物を見ていたはずなのに、そこに何があったのか思い出せない時がある。 建物がキレイにされた時、とても嬉しいと思いながらも、どこか寂しさを感じたりもする。 別に壊した訳でもなく、そのままの状態でキレイにしただけなのに、何かが失われた様な喪失感はどこから来るのだろうか? あるいは、それの喪失感に存在する意義はあるのだろうか? そんな問いかけの答えを、この名店街の実際の空間に求めた。