Portfolio Niigata SunSet

Dual Works(2014 -)

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【熱海で見つけた、好きな街で好きな仕事をして暮らすための、その街らしい本当に小さな仕事】

地域が抱える共通の大きな問題の一つに企画のプレーヤー不足が挙げられますが、地域に関わりたいが収入が不安で移住できない若者や若手芸術家に工芸作家、そういった人たちが実際に地域に定着するには何が必要でしょうか? 

私達がその答えとして見つけたのが地域の中の小さな仕事です。

自分の夢がある人も生活を営むには収入が必要ですが、通常の雇用では夢と仕事の両立は困難です。

ただ地域には雇用する程ではないけれど、本当に短期間だけ必要とされる小さな仕事が数多くあります。
野菜の収穫にお歳暮の干物の梱包、そんな小さな仕事を集める事で自分の夢と生活を両立させ、好きな街で好きな仕事をするためのプロジェクト。

そんなプロジェクトが熱海から始まります。

こちらのページは更新内容があり次第、随時更新させて頂きます。

また、本プロジェクトの実現に向けて非常に貴重な学びの機会をご提供下さったSUSANOOの運営事務局及び関係者の皆様と参加メンバーの皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

SUSANOO Web Site:http://www.etic.or.jp/susanoo

【テキスト全文】

Dual Works
熱海で見つけた、好きな街で好きな仕事をして暮らすための、その街ならではの本当に小さなお仕事。
machimoriの戸井田です。宜しくお願い致します。

私達の目的は、働きたい場所と仕事を実現する為の、新しい暮し方を見つける事です。

私達がこのテーマに取り組む理由は、現在私達はこのメンバーで熱海にて活動を進めていますが、この人数に対してこれだけのプロジェクトが動いており、熱海ではプロジェクトを運営しイベントを作るプレーヤー不足が問題になっています。

実は私の本職はアーティストで、このプレーヤーの一人なのですが、様々な地域に住み込みで仕事をすると、毎回「もうここに住まないか?」と言われます。

そう、このプレーヤー不足という問題は、実は熱海だけではなく多くの地域で抱えている問題なのです。

さて、私の様な作家が地域で移住を打診された時、最も気にする点って何だと思いますか?
定期開催される大規模イベント、魅力的な家にアトリエ、移住に対する補助金、色々と欲しいモノはありますが、実は一番大きな決定要素は「仕事」なのです。
仕事といっても通常の仕事でなく、自分の活動に合わせて長期で休みを頂けて、非常に短期でも請ける事が出来る仕事が、若い頃に地域で活動するにはどうしても必要です。

イベントだけ行っても人は街に定着しませんし、家だけあっても人は移住しません、そして夢があっても仕事がなければ生活が出来ません。

そして、この仕事が必要なのは作家に限った事ではなく、メンバーの市来も熱海に戻ってすぐは塾講師をしながら活動しており、三好は生活の安定が熱海への移住のネックになっています。

作家に限らず、地域に必要なプレーヤーを動かす鍵は、大きな夢やイベント・補助金ではなく、活動と生活を支える仕事にあるのです。

ただ、そんなわがままな仕事ってあるの?
そう思うかもしれませんが、実は探せば地域にはそれがあるのです。

例えば農業の神尾ファームさんは、従業員は雇えないが収穫の最盛期は常に人が欲しく、直近だと大根の出荷を500本にするという夢を叶える為に人手が欲しいとの事。

さらに宇田水産さんからは、連休は市場が休みだが旅館等は繁忙期なので、連休前の配達等の人手が欲しいとのお話がありましたが、よく話を聞くと、実は街中の鮮魚店、青果店、精肉店が同じ様な連休前の悩みを抱えており、そこで他業種が協力する事で新しい仕事と連携が生まれるのではないかとの話になりました。
さらに熱海で跡継ぎを捜している魚屋の相談もあり、短期仕事の話を聞くだけで新規事業から終身雇用の話までが出た。

そう、実はこの【仕事を聞く】という事で、外からのプレーヤーの為の素地作りだけでなく、街中にいるプレーヤーの発掘や、新しいビジネスの創出までもが実現出るのです。

私達はそんな活動と生活を両立させ、街の資源を掘り起こす仕事をDualWorksと名付けました。

その一つ一つの仕事は専従出来ない小さな仕事ですが、その小さな仕事を集めて繋ぐ事で、プレーヤーにとって最大の懸念になる、生活への不安が払拭出来るのです。

仕事が変われば、地域も変わります。

なので、具体的に私達が行う事は非常に単純で、Dual Worksの集約と紹介の為のヒアリングとサイトの設立、そしてこのモデルを支える収益事業としてのゲストハウスの経営です。

私達はゲストハウスで得た収益でDual Worksを開拓・運営し、プレーヤーはDual Worksで得た収益でゲストハウスに滞在する。
あるいはゲストハウスをきっかけに、そこに滞在したプレーヤーがDual Worksを通じて地域に入る。
この小さなサイクルから始め、次第にゲストハウスからシェアハウス、セルフリノベーション物件の賃貸などで、収益事業を強くしながらDual Worksを展開します。

また、このモデルが他の企業では実現出来ない最大の理由は、この仕事がヒアリングでしか生まれないという事です。
足で回って、顔を合わせて、話して、汲み取って、提案して始めて生まれる仕事です。
今のこの場の様なきらびやかな舞台より、飲み会の2次会や町内清掃が大切になる様な世界です。
そんな事に何人もの人材を派遣出来ますか?

普通の企業ではムリですが、私達にはそれが出来ます。
なぜなら、地域で活動する私達にとっては、その長い対話の共有が最大の財産になるのです。
だから私達はこのモデルを熱海で実現出来ます。

ただ、ここで2つ皆さんにご相談したいのが、このモデルの深さと速度についてです。

このDual Worksは地域へのプレーヤーの流入が目的ですが、その可能性はそれだけに留まりません。
地域に眠っていた、その地域でしか出来ない仕事。それは地域にとっての大きなコンテンツとなります。
そして地域の仕事が今まで関わらなかった業種の人達の手を借り始める事で、新しい仕事が生まれるでしょう。
企業の福利厚生や、研修にも活用できますし、暮し方そのものが変わるかもしれません。
私達が見つけたDual Worksという鍵は、今まで見えなかった【全く新しい暮し方】の扉を開く鍵でもあるのです。

ただ、そこに広がる可能性には私達だけでは見えない、あるいは私達だけではたどり着けない可能性も多くあります。
そこで、もしこのモデルに可能性を感じて下さった方がいれば、パートナーとしてその可能性を共に開拓したいと考えています。

そしてこのモデルは来年の夏に完成予定です。
そこまで時間がかかるのは、私が正にDual Worksで生活を支える仕事をしながらこのモデルを作らないと、モデルが出来ても私の家庭が崩壊するからです。

ただ、もしその人件費が捻出できれば、私達は年度内にはこのモデルを完成出来ます。
私達はその初期費用やゲストハウスの改修費をクラウドファウンディングや地域からの出資で集めますが、もしこの出資に賛同して下さる企業様があれば、前出の可能性を模索する中でリターンをさせて頂きます。

最後に、私達の今後の活動のビジョンですが、市来が代表を務めるatamistaでは設立5年で熱海の年間宿泊者数の1%に該当する3万人を年間のイベントで集客出来る様になりました。
そこで私達は今後5年間でそのさらに1%であり、かつ熱海市の人口の約1%となる300人の移住を目標に設定しました。

想像して下さい、一つの市の人口の1%が変化したら、どんな事が起るか、どんな事が出来るか。

そして、それが実現できるこのDual Worksによって、どんな未来が実現出来るか。

その未来を、ここにいる皆さんと共に想像し、そしてその想像を実現する事が、今この場でなら出来ます。
みなさんとこのモデルの可能性について語り合い、そして共に【仕事】が出来る事を楽しみにしています。

宜しくお願いします。